時代小説

藤沢周平 没後20年、今なお読まれる理由

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藤沢周平=東京都練馬区の自宅で1982年撮影
藤沢周平=東京都練馬区の自宅で1982年撮影

 江戸時代を舞台に、下級武士や市井の人々の悲哀や心の機微を細やかな筆致で描き、「蝉しぐれ」や「隠し剣」シリーズなど数々の名作を残した時代小説作家、藤沢周平(1927~97年)。26日は藤沢周平の没後20年の命日にあたる。今なお多くの読者の心をとらえ、読み継がれる藤沢作品の魅力を探った。【小松やしほ】

 今年は藤沢の没後20年であると同時に、生誕90年でもあり、藤沢作品を刊行している出版社をはじめとして、さまざまなイベントなどが企画されている。

 文芸春秋は昨年12月、没後20年記念と銘打ち、蓬田やすひろさんの描き下ろしカラー挿絵の入った「愛蔵版 蝉しぐれ」のほか「江戸おんな絵姿十二景」、ムック「藤沢周平のこころ」の3冊を同時刊行した。また、今月12日からはKADOKAWA、講談社、新潮社、中央公論新社との5社合同で「藤沢周平 没後20年 文庫フェア」を全国526の書店で開催している。

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