【モスクワ杉尾直哉】シリア内戦を巡り、ロシアとトルコが主導し、イランも関与する新たな和平協議が23日、中央アジア・カザフスタンの首都アスタナで初めて開かれる。スイスのジュネーブで開かれてきた国連主導の和平協議は行き詰まっており、シリア情勢で存在感を示してきたプーチン露政権が、周辺の大国トルコや、米国と敵対してきたイランを取り込み、新たな協議の場で打開を図る狙いがある。
アスタナ協議は、トランプ米政権発足からわずか3日後の開催となる。ロシア側には、米政権の外交政策が固まらないうちに、今後のシリア情勢で主導権を握る思惑もありそうだ。ロイター通信によると、米国務省はワシントンからは外交団を派遣せずに、駐カザフスタン米大使が出席すると発表した。
この記事は有料記事です。
残り347文字(全文670文字)
毎時01分更新
21日の参院本会議の代表質問で、立憲民主党の水岡俊一参院会…
20日の就任演説で米社会の分断修復を誓った民主党のバイデン…
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い福岡県など7府県に緊急事…