大和証券グループ本社は23日、個人型確定拠出年金の分野で、SBIホールディングスと提携すると発表した。SBIのグループ会社に顧客記録管理などの業務を委託し、業務の効率化で手数料の引き下げにつなげる。今月から加入対象者が公務員や主婦などにも広がったことを受け、競争力強化を図る。

 SBIグループで確定拠出年金の記録管理などを低コストで手がける「SBIベネフィット・システムズ」の発行済み株式の33.4%を、大和が10億円弱で取得する。大和はコスト削減によって、4月から手数料などが割安な新プランを売り出す。大和とSBIの提携は初めてで、より広範な連携に発展する可能性もある。

 個人型確定拠出年金は、加入者が銀行や証券会社などを選んで運用を委託する仕組み。加入者が払う保険料は変わらない(確定拠出)が、運用成績によって受け取る年金額が変わる。自助努力による資産形成を促すため法改正され、今月から加入対象者が拡大された。【和田憲二】