大相撲

稀勢、尊敬される横綱に 簡素な口上「かみました」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
田子ノ浦親方夫妻に見守られる中、祝いのタイを持ち上げる稀勢の里(中央)=東京都千代田区の帝国ホテルで2017年1月25日午前9時42分、後藤由耶撮影
田子ノ浦親方夫妻に見守られる中、祝いのタイを持ち上げる稀勢の里(中央)=東京都千代田区の帝国ホテルで2017年1月25日午前9時42分、後藤由耶撮影

 大相撲の第72代横綱への昇進が正式に決まった稀勢の里(30)=本名・萩原寛(ゆたか)、茨城県出身、田子ノ浦部屋=は伝達式後に記者会見し、「より一層気が引き締まります。もっと強くなって、お世話になった方々に恩返しをしたい」と抱負を語った。【坂本太郎、村社拓信】

 口上では「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします」と述べた。「お言葉をたくさんいただき、悩みましたが、自分の今の気持ちをそのまま伝えました」と四字熟語などは使わず、シンプルな口上となった。出来については「ちょっとかんでしまいました」と苦笑いを見せると、会場から笑いが起きた。

 昨年は夏、名古屋、秋と3場所続けて、優勝すれば綱取りという状況であと一歩及ばずに昇進を逃してきた。優勝で琴奨菊や豪栄道に先を越され、幕内年間最多69勝を挙げながら、賜杯を抱かないままだった。新しい年になり、悲願を達成した稀勢の里は「あと1番足りない状況が続いた。悔やしかったが、我慢して本当によかった。焦らず、自分の相撲を取りきるように、と思った。去年一年は成長できた」と前向きに捉えた。

この記事は有料記事です。

残り465文字(全文927文字)

あわせて読みたい

注目の特集