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科学の森

宇宙の暗黒物質、捉えろ 間接証拠はあるが正体不明

 宇宙に大量にあることは間違いないが、見えないため正体が不明な暗黒物質(ダークマター)。銀河や銀河団の生成など宇宙の進化に重要な役割を果たしたとされ、日本はもちろん世界中の研究者がその検出に挑戦している。【河内敏康】

 昨年12月、暗黒物質の発見を期待させるニュースがあった。米国などのチームが、国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けた観測装置「AMS-02」のデータを解析し、暗黒物質が姿を変えたとみられる反陽子や反中性子でできた「反ヘリウム」の原子核を確認した可能性がある、と発表したのだ。本当ならノーベル賞に値する成果だが、データの蓄積が必要で真偽の結論が出るのはまだ先だ。

 「見えなくても、間接証拠を基に大半の研究者は存在を確信している」。東京大カブリ数物連携宇宙研究機構の松本重貴准教授(素粒子物理学)は、暗黒物質についてこう説明する。例えば、アンドロメダ銀河の渦巻きは、分かっている物質だけでできているなら縁ほど遅いはずの回転速度が、観測では落ちていない。これは、暗黒物質が縁ほど大量にあると仮定すれば、その重力が回転速度を維持させていると説明がつく。また、強い重力で…

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