- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

メッセージングアプリ国内首位のLINEが25日、2016年12月期連結決算を発表した。昨年7月、東京証券取引所とニューヨーク証券取引所に日米同時上場を果たしたが、世界の投資家がメッセージングアプリの成長性を測る指標として重視する利用者の伸びに「頭打ち」の傾向が明確になってきた。
世界のライバルは規模拡大で活況
LINEによると、昨年12月末の「グローバルMAU」(全世界での月間アクティブユーザー数)は2億1700万人。前四半期(9月末)の2億2000万人から減少した。四半期ベースでの減少は、11年のサービス開始以来初めてのことだ。
アクティブユーザー数は、実際にサービスを利用している人の数を示す。その規模や伸びは、サービスの影響力や、成長の勢いを判断する指標となる。スマホの普及とともに人々のコミュニケーションツールとして表舞台に躍り出たメッセージングアプリの市場で優位に立てば、アプリ上で広告などさまざまなビジネスを通して大きな利益を上げることが期待できる。それだけに世界での競争は激しい。
この記事は有料記事です。
残り995文字(全文1445文字)