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稀勢の里

恩師「口上は彼らしい素直な気持ちが表れた」

稀勢の里が中学生の時に着ていた特大ジャージーを手にする若林さん。卒業前に手形を押し、クラスに残した=茨城県稲敷市江戸崎の江戸崎中学で、安味伸一撮影

 大相撲で72人目の横綱となった稀勢の里(30)=本名・萩原寛(ゆたか)、茨城県出身、田子ノ浦部屋。初土俵から、どんな時も見守り、応援し続けてきた関係者にも大きな喜びが広がった。歴史に残る大横綱へ--。さらなる期待が高まっている。

 伝達式で稀勢の里が述べた口上は「横綱の名に恥じぬよう精進いたします」--。中学2、3年の担任だった若林克治さん(49)=茨城県稲敷市立江戸崎中学教諭=は「口上は彼らしい素直な気持ちが表れている」と感慨深く受け止めた。

 稀勢の里は2002年3月に同県龍ケ崎市立長山中学を卒業。ずば抜けた体格を生かし野球部に所属。中3時の体力測定で身長は182センチ、体重が114キロ。握力は右70キロ、左63キロだった。若林さんは「体は大きくても気持ちは子供。力加減が分からず、クラス対抗ドッジボールで女の子に当てて泣かせてしまい、叱ったら泣いて素直に謝った」と振り返る。

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