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第二の故郷で

インドシナ難民は今/1 獅子舞指導役、グエン・ブー・チェンさん 多文化共生、懸け橋に /兵庫

子供たちにムーランを教える在日ベトナム人たち=兵庫県姫路市内で2016年7月、山縣章子撮影

「2世」増え親子で隔たりも

 黄色や赤の鮮やかな獅子が体をくねらせる。ベトナムの獅子舞「ムーラン」だ。昨年7月、姫路市の団地の集会場で、小学生のベトナム人男児4人が演じた。指導役の一人でベトナム人、グエン・ブー・チェンさん(65)=同市市川台=は太鼓やシンバルをたたき、動きを教える。恥ずかしがっていた子供たちも、次第に真剣な表情へ変わっていった。チェンさんは「4月の祭りで披露できれば」と目を細めた。

 ボートピープルだった35年前を思えば、隔世の感がある。1970年代、ベトナム戦争でインドシナ三国(ベトナム、ラオス、カンボジア)の難民が流出し、日本は政治決断で受け入れを決めた。旧南ベトナム軍人だったチェンさんは82年小舟で脱出し「エンジンが故障すると、40台の船が救助せず通り過ぎた」。出航21日目に日本のタンカーに救出され、姫路市にあった国内初の定住促進センターで研修を受け、鉄工所の仕事も紹介…

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