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第93回センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から4月1日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

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第89回選抜高校野球

創志学園 歓喜の桜 「つなぐ野球」結実(その1) /岡山

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センバツ出場が決まり、喜ぶ創志学園の選手たち=岡山市北区下伊福西町で、久保玲撮影
センバツ出場が決まり、喜ぶ創志学園の選手たち=岡山市北区下伊福西町で、久保玲撮影

 <センバツ2017>

 3度目の春に、さらなる高みへ--。阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3月19日に開幕する第89回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が27日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、創志学園(北区下伊福西町)の2年連続3回目の出場が決まった。吉報を待ちわびた選手たちはこの日、歓喜に湧いた。今年のチームは、全員一丸で、粘り強く、つなぐ野球が持ち味。甲子園初勝利という歴史を刻んだ昨春以上の活躍が期待されている。【益川量平、林田奈々、高橋祐貴】

 「ありがたく、お受けします」。午後3時36分、校長室で待機していた谷川安弘校長が、かかってきた電話に笑顔を浮かべた。受話器を置いた谷川校長は早速、グラウンドで待機していた選手たちの元へ。「中国地区代表として選ばれました。おめでとう」。その瞬間、選手たちから拍手が起きた。

センバツ出場が決まり、選手たちに胴上げされる創志学園の長沢宏行監督=岡山市北区下伊福西町で、久保玲撮影 拡大
センバツ出場が決まり、選手たちに胴上げされる創志学園の長沢宏行監督=岡山市北区下伊福西町で、久保玲撮影

 その後、長沢宏行監督を囲んで胴上げをしたり、力強いガッツポーズを見せたりと、喜びを繰り返し体で表現した。

 新チームは昨夏の関東遠征で実戦を重ねて自信を深めた。秋の県大会で3位となり、中国大会では準決勝で宇部鴻城(山口)に2-3と惜敗したが、結果を残した。冬の間も、選手一人一人の特徴に合わせた練習で長所をさらに磨き上げた。目指すは「相手が嫌がる」チームだ。

 球速140キロ台の直球と鋭く曲がるスライダーを武器に主戦を務め、打線でも主軸の難波侑平投手(2年)がチームの大黒柱。難波投手は「みんなに支えてもらってここまできた。日本一を目指したい」と意気込んだ。

 チームをまとめる山本蒼主将(同)は「選んでもらえ、ほっとしている。背中で引っ張っていけるような主将になりたい」と決意を語った。

 グラウンドには、選手の家族や先輩の3年生らが駆け付け、歓喜に沸く選手たちを祝福した。秋山竜彦選手(同)の父、秋山英俊さん(44)は「出場が決まって一安心。けが無く春を迎えられれば」と自分のことのように喜んだ。

 昨年春、夏と3季続けての甲子園。前チームで主将を務めた3年の野川悟さん(18)は「甲子園は野球の価値観が変わる良い場所。気を引き締めないと足元をすくわれるので気を抜かず、頑張ってほしい」と助言した。

特別号外配布 生徒にっこり

創志学園のセンバツ出場決定を伝える特別号外に目を通す生徒=岡山市北区下伊福西町で、林田奈々撮影 拡大
創志学園のセンバツ出場決定を伝える特別号外に目を通す生徒=岡山市北区下伊福西町で、林田奈々撮影

 創志学園の校内では、同校のセンバツ出場決定を伝える毎日新聞の特別号外計1000部が配られた。

 毎日新聞販売店の担当者ら3人が配布。受け取ったフロンティアコース1年、近藤七海さん(16)は「また甲子園に応援に行けるのはうれしい。甲子園では勝ち抜いて成長を見せてほしい」とエールを送った。【林田奈々】

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