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弁護士や社会福祉士らが、性風俗店で働く女性の法律・生活相談に無料で応じる「風(ふう)テラス」の活動が2年目を迎えた。公的支援が届きにくい女性たちに法律や福祉の専門家が寄り添う。相談会場は、ホテルなどで客と会う無店舗型風俗店(デリバリーヘルス)で働く女性たちが客の電話を待つ「待機部屋」だ。
借金・DV・育児…匿名でも対応
1月21日、東京・池袋の雑居ビルの一室。弁護士で社会福祉士の浦崎寛泰さん(35)と、臨床心理士の鈴木晶子さん(39)が40代の相談者と向き合った。
女性は緊張した面持ちで「税金関係なんです」と切り出した。風俗で得た収入をどう確定申告すればいいか分からず、不安だという。「すぐにはこの仕事をやめられないと思うし……」と漏らす女性。弁護士の説明を聞き、「去年からずっと気になっていた。ありがとうございます」。少しほっとしたような表情を見せた。
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