選抜高校野球
札幌第一、冨樫と前田両投手の左腕二枚看板
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27日に2年連続2回目のセンバツ出場の朗報が届いた札幌第一(札幌市)。エースで主将として昨春の甲子園を経験し、初戦で敗れた上出拓真さん(3年)は、昨夏の引退直後から毎日のように野球部の練習に加わってきた。後輩たちを見守って支え、自分が果たせなかった甲子園での勝利を託す。
上出さんは昨年のチームでクリーンアップも務め、絶対的な中心選手だった。口数は少なく積極的に指示を出すタイプではないが「背中で引っ張る主将」として、初のセンバツ出場に貢献した。夏の南北海道大会も勝ち進んだものの、準決勝で札幌日大に敗れ、春夏出場の夢を絶たれた。
だが、大学でも野球を続けるため、連日練習に参加した。後輩への助言や手伝いのほか、練習試合の審判をすることも。「7月末の新チーム発足時は練習試合で負けることも多く心配な状況だったが、徐々にしっかりしてきた。元々明るい雰囲気で、昨年のセンバツ経験者が多いためか少し余裕があるように見える」と成長に目を細める。
上出さんには、大舞台で踏ん張りきれなかったという反省がある。「甲子園では簡単に点はとれない。だからこそ、投手がいかに我慢するかが重要になる」。右の本格派で一人で投げることが多かった上出さんに対し、今のチームは冨樫颯大投手(2年)、前田剛志投手(同)の左腕二枚看板で昨秋の全道大会を制した。
同大会でエースナンバーをつけた冨樫投手は「背番号1はお前しかいないから胸を張って堂々とやれ、と言われたのが一番印象に残っている」。前田投手も「あんな制球力のいい投手になりたい」と憧れる。
上出さんは31日にも進学先の国学院大野球部の寮に入る予定で、札幌第一の練習に参加できるのはあとわずかだ。「まずは1勝。昨年の甲子園の経験を強みに、上をしっかり見据えて準備をしてほしい」と自分たちを超える躍進を期待している。【澤俊太郎】
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