メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

時代の風

科学技術の発達=総合研究大学院大教授・長谷川眞理子

=丸山博撮影

誰がどう制御するのか

 携帯電話が発明され、急速に普及した後、その発する電波が心臓ペースメーカーの害になるということが指摘された。しかし、世の中はもう進んでしまっており、今さら電車内の使用を禁止できない。そこで、「優先席付近では……」というようなアナウンスや表示で対応するしかなかった。

 このことは、科学技術文明が内包する大きな問題を象徴している。単に、技術の発展にはよい面も悪い面もあるが、携帯電話を開発する途中でペースメーカーのことに考えが及ばなかった、という以上の本質的なものではないかと思う。

 自動車を発明し、改良していく過程では、走ることの技術に絞って研究開発が進む。私たちは、速く楽に移動…

この記事は有料記事です。

残り1439文字(全文1738文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 羽生、プレゼントは「燃える悔しさ」 25歳誕生日、チェンと高次元の戦い

  2. 嵐のコンサート「開場前見たかった」ヤフオクドームに侵入容疑で男逮捕

  3. 羽生2位、5度目のV逃す チェンが世界最高で3連覇 GPファイナル男子

  4. 三菱電機社員が自殺、上司を自殺教唆容疑で書類送検 兵庫・三田

  5. スコアシートから読み解く羽生とチェンの差 フリーでは4回転ルッツ挑戦か

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです