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風力発電の風車の羽根に野鳥がぶつかる「バードストライク」は、餌につられた「よそ見」が原因の可能性があるとする観察結果を、NPO法人「バードリサーチ」(東京都府中市)などのチームが発表した。高速で回転する羽根が見えないためという指摘もあったが、避けて飛ぶ鳥もいて、原因が分かっていなかった。チームの担当者は「鳥の餌場では風力発電所の建設を避けるなどすれば、被害を軽減できるかもしれない」と指摘する。
バードストライクを巡っては、日本野鳥の会の調査で2001年からの14年間に、確認されただけでもオジロワシなど6種42羽の絶滅危惧種を含む約300羽が死んでいる。環境影響評価(アセスメント)法で、建設前に希少な野鳥への影響を調べて衝突を回避するよう対策などを講じなければならないが、効果的な方法がこれまで見つかっていない。
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