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「民衆の武器」か「為政者(トランプ)の大砲」か

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世界と日本の主な政治家らのツイッター利用状況
世界と日本の主な政治家らのツイッター利用状況

 「一人一人が自らの物語を書く」。そんな創業者の理念で10年あまり前に米国で始まった「ツイッター」の有りようが変わってきた。米大統領の指から発信される「トランプ砲」が世界を揺るがす日々、かつて言われた「市民の民主的ツール」とはどうも違う感じがするのだが……。【藤原章生】

巧みに計算された発言

 「(トランプ大統領の)多くのツイートは自信のなさ、スポーツマンシップの欠如、自画自賛せずにはいられない性格を反映している」「国内政治より復讐(ふくしゅう)に関心があって、外交問題より自分の不満が大切」。米ニューズウィーク誌は1月31日号で、新大統領の言葉と、そこににじむ性格を分析し、痛罵した。ニューヨーク・タイムズ紙も看板コラムで、彼のツイートを添削し「こう書けば多くのアメリカ人に見直されるのに」と言葉の横暴さ、下品さをからかった。

 性格の問題と言ってしまえばそれまでである。1990年からロンドンで経済分析を続け、トランプ氏の勝利を予測した経済アナリスト、小西丹(まこと)さんは別の角度からトランプ氏の一言一句を分析する。「最初に出来事を伝え、最後にさらっと個人的見解を書くのが彼のパターン。直訳するときつく響くが、和らげて書いており、下品とは言えない」

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