@大学 プロ顔負け学生新聞部 ネット世代「紙にこだわり」 足でネタ稼ぐ
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日本初のポータルサイト「ヤフージャパン」がサービスを開始したのは1996年。インターネットとともに育った世代の中にも、足でネタを稼ぎ、紙の新聞を作り続ける学生たちがいる。各大学の新聞編集部をのぞくと、プロ顔負けの取材合戦と紙面作りが繰り広げられていた。
●担当記者、会見にも出席
学内総合、オピニオン、学芸、特集、スポーツ--。「筑波大学新聞」はタブロイド判12面の本格的な紙面構成だ。警察や市政担当の記者もいて、一般紙に交じり定例記者会見にも出席する。目指すは地元・茨城県つくば市の「地域紙」だ。
市内に街灯が少なく、犯罪を誘発していることを訴えたキャンペーン(2013年11月~)は、市を動かし、街灯の増設が実現した。大学での軍事研究への賛否を学生に聞いたアンケート(15年11月実施)は、一般紙にも取り上げられた。大学周辺を走る自転車を定点観測し、5台に1台は交通違反をしていることを突き止めるなど、調査報道も展開している。
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