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水説

初女さんの思い=中村秀明

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 苦しみを抱えて訪ねてきた人に食事を作り、ともに食べ、話に耳を傾ける。佐藤初女(さとうはつめ)さんは、そんな日々を「森のイスキア」と名付けた青森県弘前市の家で20年以上続けた。

 その講演をかつて聞いたことがある。テーマは「食はいのち」だった。

 「料理はその人の生きる姿そのものですよ。面倒くさいと言う人は、簡単に簡単にして、しまいますでしょ。生活も、そのようになってしまいますね」

 津軽なまりのゆったりした口調にひきこまれた。「わかち合い」と呼ぶ質疑応答も新鮮だった。質問を読み、…

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