経営不振の東芝が、高収益の半導体部門の分社化と株式の一部売却を発表した。
日本の名門大企業が深刻な経営不振に陥ると、当面の財務的危機を回避するために「売りやすい事業」から切り売りを始める。たいていは相対的に歴史の浅い高収益事業、すなわち未来のコア事業を売り払うことになる。この構図でダイエーはコンビニ事業のローソンを売り、カネボウは化粧品事業を売ろうとした。残るのは腐った「祖業」であり、その悲惨な末路は歴史が示す通りだが、東芝も見事にこの道をたどっている。
加えて、今回のスキームでは、半導体子会社は貧乏な親会社を支える重荷から解放されない。もともと大変な…
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