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星下りの梅

脈々、開花 江戸後期、草双紙の舞台 厚木の妙伝寺 /神奈川

釈迦堂の南側で咲く紅梅「星下りの梅」を感慨深そうに見上げる荒井さん

 江戸時代後期に相模国磯部村(現在の相模原市南区磯部)に住んだ草双紙の農民戯作者、仙客亭柏琳(せんかくていはくりん)(本名・荒井金次郎)が書き下ろした「星下梅花咲(ほしくだりうめのはなざき)」の舞台となった相州・依知村(厚木市上依知)の日蓮宗・星梅山妙伝寺に、鎌倉時代から「星下りの梅」と伝わる梅の子孫が今も息づいている。柏琳から5代目の日相印刷(相模原市南区麻溝台)会長、荒井徹さん(78)が寺を訪れて紅梅を感慨深げに見上げ、柏琳の足跡をしのんだ。【高橋和夫】

 寺の縁起によると、寺は北条時宗が鎌倉幕府の執権当時、佐渡守護代だった本間重連の屋敷に日蓮宗の宗祖、日蓮を開山として創建された。日蓮は1271年9月、邪宗と批判された他宗からの訴えで法難に遭い、佐渡へ流罪となった。本間の屋敷に佐渡へ出立するまで28日間滞在。明月の夜、お経を上げると、梅の枝に星が降る不思議な出来事が起きたとされる。本間は日蓮に帰依し、屋敷を寺として献上した。梅は「星下りの霊梅」とあ…

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