ロッテ・石川の表情に明るさが戻った。「だいぶ、よくなった。全体的にフォームがよかった」と言葉も弾む。直球は小気味よく伸び、カーブはしっかり指にかかった。最後に1球だけ試したシンカーも、納得できる軌道を描いた。日本のボールよりも滑りやすいWBC公認球への対応に苦心したが、やっと確かな手応えを得た。
昨年秋の侍ジャパンの強化試合、オランダとの第1戦に先発したが、ストライクが入らず、球数が増え、4回3失点で降板した。
昨季のパ・リーグで防御率トップ、勝ち星は2位と安定感抜群だった右腕も自信をなくしかけた。暮れに発表されたWBCに出場する一部メンバーの中に名前はなかった。WBCとは縁がない、と思っていたら、1月の追加メンバー発表で選ばれ、再びボールとの格闘が始まった。
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