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メキシコ 不法入国案内人(その1) 壁できても掘る

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米国との国境には新たに10メートル近い鉄柵がそびえる=メキシコ北部シウダフアレス郊外で2017年1月30日、國枝すみれ撮影
米国との国境には新たに10メートル近い鉄柵がそびえる=メキシコ北部シウダフアレス郊外で2017年1月30日、國枝すみれ撮影

 【シウダフアレス(メキシコ北部)國枝すみれ】「国境に壁? 全く問題ないよ。トンネルがある。ふさがれたら? また別の場所に掘るだけだ」。メキシコ北部シウダフアレス市郊外。米国との国境線を目の前にしてゴンサロ・スニエガさん(36)が平然と言ってのけた。職業は通称「コヨーテ」。不法な国境越えを手引きする案内人だ。

 国境線はスニエガさんが不法占拠して建てた自宅の裏手を走る。高さ約3メートルの金網フェンスだ。彼がそのすぐ手前に埋め込んでいたタイヤを取り除くと、人が通れるくらいの穴がのぞいた。はって通り抜ければ、そこは米国テキサス州だ。

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