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天下り問題の教訓

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 文部科学省の天下りあっせん問題の取材は驚きの連続だった。国家公務員法で天下り規制が強化された後も陰であっせんを続けただけでなく、発覚を免れるために隠蔽(いんぺい)を図った。日本の教育行政をつかさどる省にあるまじき不祥事だが、取材中に複雑な思いに駆られる瞬間もあった。私の父もかつて天下りをしたからだ。

 地方自治体の職員だった父は、退職後に自治体が出資する民間企業に天下りした。国家公務員法で規制が強化される前のことで違法性はなく、現在はその企業も退職して隠居している。事務次官を頂点とするピラミッド型の官僚組織と地方自治体を同列視できないが、天下りには違いない。

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