メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

街角から

小さな文庫の絆 台北支局・鈴木玲子

 台湾南部・屏東県の台湾鉄道竹田駅前にある「池上一郎博士文庫」を訪れた。日本語の書籍だけを集めた珍しい図書館と聞いていたからだ。木造平屋の倉庫を改装し、棚には小説など1万6000冊以上が並んでいた。終戦前の日本統治時代(1895~1945年)に、日本語で教育を受けたお年寄りたちが本を借りに訪れ、語らいに花を咲かせる憩いの場だ。

 戦時中、軍医として竹田に赴任した池上一郎さんは実直な人柄で住民に慕われたそうだ。終戦で日本に引き揚げた後、竹田の人々が日本語の本を読みたがっていると知り、蔵書を贈った。2001年1月、その寄贈書を中心に文庫が開館した。池上さんは開館を喜びその数カ月後、90歳で逝去した。

この記事は有料記事です。

残り259文字(全文559文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 首相、緊急事態宣言を発令 7都府県対象、5月6日まで

  2. 感染者全国5番目、死者は東京に次ぐ2番目 なのになぜ愛知は「宣言」対象外?

  3. 8日以降臨時休業の店も 先行きに不安の声広がる 緊急事態宣言対象の福岡県

  4. 首相「感染者1カ月後8万人超えも」 接触機会7~8割減で「2週間後減少に」

  5. 無症状、軽症者ホテル受け入れ「原則反対」 旅行会社、ホテルの労組

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです