【ワシントン大前仁、北京・石原聖】トランプ米大統領は米東部時間の9日、中国の習近平国家主席と電話協議し、米国の歴代政権が踏襲してきた「一つの中国」政策を維持する考えを表明した。トランプ政権が1月20日に発足して以降、両首脳が電話協議するのは初めて。トランプ氏は就任前の昨年12月に、前例を破って台湾の蔡英文総統と電話協議し、就任後も「一つの中国」政策の見直しを示唆したことから、中国が強く反発していた。トランプ氏は電話協議で中国との本格対話に乗り出した格好だ。
ホワイトハウスの発表によると、トランプ氏は「習主席の要望に応え、我々の『一つの中国』政策を尊重することに同意した」という。米国の歴代政権は、中国との国交正常化に際し、台湾を領土の一部と見なす中国の立場に異を唱えず、台湾との関係を非公式にとどめてきた。
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