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鴻巣友季子・評 『不時着する流星たち』=小川洋子・著

 (KADOKAWA・1620円)

喪失の甘美さに充ちたオマージュ集

 小川洋子は物語の一行目と二度目にめぐりあったのだと、わたしは思った。そうして書かれたのが、この不思議で、むごくて、温かい十篇なのだと。

 「一行目と二度目にめぐりあう」とは、詩人・蜂飼耳(はちかいみみ)の「蛙はためらわない」というエッセイのこんなくだりを思いだして書いた言葉だ。

 「私は多くの第一行と路上ですれちがっているはずである。私にかかわりのない第一行は、そのまますれちが…

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