【ブリュッセル八田浩輔】欧州で続く国政選挙の先陣となる3月15日投開票のオランダ下院選(定数150)まで1カ月。イスラム移民の排斥を掲げる極右の自由党が世論調査で第1党をうかがう勢いをみせている。本格的な選挙運動の開始を前に、ヘルト・ウィルダース党首はツイッターを多用して情報発信を続ける。対するルッテ首相ら他党の党首もソーシャルメディアでの応戦を余儀なくされ、自由党のペースに引きずり込まれている。
「ゼロパーセントだ、ヘルト。ゼロパーセント。それは起こり得ない」。与党の中道右派・自由民主党を率いるルッテ氏は12日、ツイッターの個人アカウントで選挙後の自由党との連立を改めて否定した。ウィルダース氏はこの日、公共放送のインタビューで自由党が躍進した場合「有権者を無視するのは愚かな選択だ」と述べ、連立を拒否する他党を挑発した。
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