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的川博士の銀河教室

435 補給船「こうのとり」ミッション完了

飛行士ひこうしよろこばれる野菜やさい果物くだもの

 地上約ちじょうやく400キロメートルの高度こうど飛行ひこうしている国際宇宙こくさいうちゅうステーション(ISS)をおとずれる飛行士ひこうしたちは、現在げんざいはロシアの有人宇宙船ゆうじんうちゅうせん「ソユーズ」にってきます。ISSに実験装置じっけんそうち食料しょくりょうなどの荷物にもつはこぶのは、無人むじん補給船ほきゅうせんですが、これをになっているのは、日本にっぽんの「こうのとり」、ロシアの「プログレス」、アメリカの「ドラゴン」「シグナス」です。なかでも日本にっぽんの「こうのとり」は、最大約さいだいやく6トンという世界最大せかいさいだい補給能力ほきゅうのうりょくゆうし、もっと大型おおがたのものをれることができるので重宝ちょうほうされています。

     その「こうのとり」の6号機ごうきが、昨年さくねんの12がつ鹿児島県かごしまけん種子島宇宙たねがしまうちゅうセンターからげられ、ISSにたくさんの荷物にもつとどけることに成功せいこうしました。宇宙うちゅうにはコンセントなんてないから、ISSの生活せいかつ電源でんげんはすべてバッテリーにたよっています。これまで使つかわれてきたのは、ニッケル水素すいそバッテリー(けい48)ですが、じつはそれが今後こんご、「こうのとり」9号機ごうきまでの4かい日本にっぽん技術ぎじゅつ使つかったリチウムイオンバッテリー(けい24)に交換こうかんされます。その大切たいせつなバッテリーをはこび、無事ぶじだいかい交換こうかん成功せいこうしました(写真しゃしん1)。

     あまりほうじられないのですが、飛行士ひこうしたちがよろこ食料品しょくりょうひんもいっぱいはこれました。今回運こんかいはこんだ生鮮食品せいせんしょくひんなかには、リンゴ(茨城産いばらきさん)やミカン、タマネギなど7品目ひんもく35はいっており、クリスマスまえ生鮮食品せいせんしょくひんべつくしていた飛行士ひこうしたちには大好評だいこうひょうだったらしいですよ。アメリカ航空宇宙局こうくううちゅうきょくNASAナサ)や宇宙航空研究開発機構うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこうJAXAジャクサ)のホームページには、飛行士ひこうしらがかじったリンゴをちゅうただよわせたり、タマネギを使つかってハンバーガーをつくったりする写真しゃしん掲載けいさいされています(写真しゃしん2と3)。

     その「こうのとり」6号機ごうきが、さる2月5日深夜がついつかしんや日本時間にほんじかん)に、大切たいせつ国際的任務こくさいてきにんむたして大気圏たいきけん再突入さいとつにゅう大気中たいきちゅうきました。再突入さいとつにゅうしてから、宇宙うちゅうごみをのぞくための野心的やしんてき実験じっけん挑戦ちょうせんしたのですが、残念ざんねんながら金属製きんぞくせいのワイヤのしがうまくできなくて、成功せいこうしませんでした。宇宙うちゅうごみの問題もんだいせまった課題かだいで、世界中せかいじゅうんでいるのですが、まだどこも目立めだった進歩しんぽられていません。とてもむずかしい実験じっけんですが、ぜひ再挑戦さいちょうせんしてほしいものですね。


     ★的川泰宣まとがわやすのりさん

     ながらく日本にっぽん宇宙開発うちゅうかいはつ最前線さいぜんせん活躍かつやくしてきた“宇宙博士うちゅうはかせ”。現在げんざい宇宙航空研究開発機構うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこうJAXAジャクサ)の名誉教授めいよきょうじゅYACヤック顧問こもん、「KU-MAクーマ名誉会長めいよかいちょう、「はまぎんこども宇宙科学館うちゅうかがくかん館長かんちょうつとめる。


    日本宇宙少年団にほんうちゅうしょうねんだん(YOUNG ASTRONAUTS CLUB-JAPAN)

     宇宙好うちゅうずあつまれ!! http://www.yac-j.or.jp

    NPO法人ほうじん ども・宇宙うちゅう未来みらいかい(KU-MAクーマ

     宇宙教育うちゅうきょういくサポーターあつまれ!! http://www.ku-ma.or.jp

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