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漫画で解説

まとめサイトとはの巻

検索より情報が整理されているけど…著作権や正確性に疑問符

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インターネットでよく見る「まとめサイト」。 情報は、本当に信頼できるのでしょうか。 大手IT企業の運営するまとめサイトが公開中止になりました。 発端は、DeNA(ディー・エヌ・エー)の医療情報サイト「WELQ」(ウェルク)の記事が正確性を欠いていると指摘されたこと。 他サイトの記事や写真を無断使用した著作権の問題も発覚しました。
まとめサイトは「キュレーション(curation)サイト」とも呼ばれています。 ネット上の情報を検索エンジンより探しやすく整理した、とうたっています。 curationとは、あるテーマに沿って情報を収集し、共有するという意味です。 便利なので、よく利用する人も多いのではないのでしょうか? しかし、「既にある情報をまとめる」という性質上、無断で写真などを使用してしまうなど、著作権を侵害しやすいのです。 まとめた情報ならば正確であるように思えます。 実際は、そうでもないようです。 医師のブログの引用に見せかけて誤った情報を加筆した記事もあり、信じてしまった患者の症状が悪化した例もあるのです。
なぜ、そんなことが起きるのでしょうか? ネット上の仲介業者を通じ、安い原稿料で執筆経験のない素人に書かせている運営業者もあるようです。 業者は、他社のウェブサイトの記事を自社のウェブサイト用にリライトさせます。 その際、原稿の文言は書き換えるよう指示します。 原稿料は、1文字0.5円といったこともあるようです。 この際、閲覧数を増やして広告収入を上げるため、「検索エンジン最適化(SEO)」という手法を使います。 検索される頻度の高い単語を原稿に入れるよう指示するのです。 DeNAでは、 ①仲介サイトを通じ、ライターに格安で発注 ②受注 ③ライターに検索上位のキーワードを指示 ④(ライターは)指示されたキーワードを盛り込み納品 ⑤記事が検索上位に このような仕組みで、WELQやPUULなどの10サイトを運営していました。 ネット上で話題になればSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)で拡散され、ますます読まれるということになります。 ユーザーはどうしたらいいのでしょうか?
まず、「面白い!」と思っても反射的に拡散するのはやめましょう。 情報を利用する際の心構えは、主に3点です。 ・「疑う姿勢」を常に持つ ・複数のサイトを比較する ・情報をうのみにしない 次に、検索サイトを使う時のポイントを紹介します。 期間を指定し、検索ワードに「site:ac.jp」を追加します。 これだけで古いもの、広告を除外し、大学などのサイトが上位に並びます。 検索ワードのみを入れてボタンを押した場合、上位に出てきたサイトの中身が信頼できるとは限らないのです。 公のサイトが上位に表示されるよう、上記のように検索ワードを工夫してみてください。 マキちゃん、孝太郎くんにこれまで解説してくれたお礼に眠気対策を検索してあげようとしていますが……。 孝太郎くんは静かに寝続けたいようです。

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