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自分の世界を広げたい 中西健志さん(17)
ダウン症で重度の知的障害があるが、好きな英語を学べる環境を求め、和歌山市立吹上小、西和中を経て、通信制高校に通う。昨年11月の県高校英語スピーチコンテストでは「英語の二つの力」と題し、なぜ英語を学ぶのか、堂々と発表した。「私は弱く生まれたが、もっと強く生きるために英語を勉強している」。その言葉は聞く者の心に響いた。
幼い頃から、英語のDVDを聞いていたが、特別に英語にだけ注力してきたわけではない。国語や算数の勉強、絵画やピアノのレッスンにも取り組んだ。ただ「本人が好きで続け、成長が見られた分野が英語だった」と家族は話す。
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