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あの時から

熊本地震復興へ 熊本銀行 本店再開へ全力投入

ボランティアで被災家屋の片付けなどをするふくおかフィナンシャルグループの行員ら=熊本銀行提供

 「落下防止のための工事をお願いできないか?」「いまも余震が続いているので困難です」

 熊本地震の本震が起きた昨年4月16日の午後。熊本銀行本店(熊本市)の応接室で、竹下英(えい)頭取は建設会社関係者と本店の修繕工事を巡って押し問答を続けていた。9階建ての本店屋上にある貯水槽を囲むコンクリート壁16枚中2枚が周辺道路などに落下。1枚の最大重量は7・3トンあり、落下の衝撃で道路が約50センチくぼんだ。本震発生が未明だったため、幸い通行人への被害はなかった。「余震で、別の壁が落下したら……」。本店隣には産婦人科の診療所もあり、不安は募った。竹下頭取は作業員の安全が確保できる範囲内で応急的工事を懇願した。

 工事を急いだのは、週明けの18日に本店をなんとしても開けたかったからだ。熊本県内全63本支店が被災した中、本店は被害対策を立案し指揮する“本丸”。営業ができなければ、顧客に無用な不安が広がり、行員のモチベーションにも影響することが容易に想像できた。応急工事は17日から始まり、18日の営業にこぎつけることができた。

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