世界で初めて小惑星「イトカワ」から物質を地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャーだった宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェロー、川口淳一郎さん(61)が18日、高崎市内で講演した。
川口さんによると、小惑星からサンプルを採取する計画が始まったのは1985年。翌年には飛行計画を提案したが、プロジェクトは頓挫した。「(『はやぶさ』などで使われた)イオンエンジンができておらず、燃料不足で実験ができなかったため」という。
以降、10年を費やしてエンジンの研究を重ね、96年にプロジェクトが始動。打ち上げにはさらに7年かかった。「最後まで頑張れたのは、いくつも失敗を重ねたから。失敗することで、自分の経験のなさや無知に初めて気付いた」と振り返った。
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