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「&TOKYO」→小池知事は見直すというけれど… 愛される自治体ロゴとは

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政治資金の私的流用を指摘されてうつむく舛添要一前東京都知事。会見会場には「&TOKYO」の文字が並んでいた=東京都新宿区の東京都庁で2016年5月20日、小出洋平撮影
政治資金の私的流用を指摘されてうつむく舛添要一前東京都知事。会見会場には「&TOKYO」の文字が並んでいた=東京都新宿区の東京都庁で2016年5月20日、小出洋平撮影

 東京の魅力を国内外にPRするロゴマーク「&TOKYO」をご存じだろうか。舛添要一前都知事時代の「遺産」だが、小池百合子知事は認知度の伸び悩みなどもあって見直し作業を進める。今や全国の自治体がブランド戦略の主軸に据えるロゴ。首都のケースをきっかけに考えたい。「愛されるロゴ」の条件とは--。【鈴木梢】

「I♡NY」並みのブランドになるには-- 受け手の「共感」あってこそ 住民自身がまちの魅力再発見を

 そもそもこのロゴは、舛添前知事が2015年10月、東京ブランド推進キャンペーンで作成した。東京都には頭文字のTの字をデザインしたイチョウの葉に似たシンボルマークがあるが、このロゴは観光PR用。東京が持つ多様な楽しさを表現し、「&」の前に好きな言葉や企業名、商品名を付けて使用する想定だ。これまでキャンペーンにかかった全体の費用は、デザイン料やPR活動費などで約28億円。発表当初は舛添さん自ら「YOICHI&TOKYO」の便箋を発注すると宣伝したが、認知度はいまひとつだ。

 イメージ戦略を得意とする小池知事は黙ってはいなかった。昨年11月に検討会を発足。これまで2回の会合を開き、小池知事は「よりとがったイメージを出す議論を」とネジを巻いた。既に約600の国内企業・団体が使用登録しているため、海外向けだけでも新しいロゴをつくる方向で議論が進んでいる。

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