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第103回全国高校野球選手権

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仙台育英 選手紹介/2 選手一人一人を熟知 尾崎拓海捕手 /宮城

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尾崎拓海捕手 拡大
尾崎拓海捕手

 <第89回選抜高校野球>

尾崎拓海捕手(2年)=奈良・保谷中(西東京市)176センチ、85キロ

 「西巻(賢二主将)は誰にでも態度が同じ。自分を強く持っていてすごいんですよ」と関西弁のアクセント交じりに話す。選手一人一人の性格を熟知する女房役だ。

 「相手からどう思われているとか、すごく考える」と自身を評する。そんな性格から「無意識に人のことがよく分かる」とも。

 1月下旬、練習中に球が左目に当たり負傷した。2月上旬に手術し、今は復帰に向けて少しずつ体を動かしている。「みんながお見舞いに来てくれて。『焦らず、しっかり治せよ』という言葉が支えになっている」と笑顔を見せる。

 昨年秋に新チームになってから「副主将、正捕手、4番打者」として中心を担った。しかし県大会以降、打撃で結果を出せなかった。「打撃で悩み始めたら、守備もうまくいかなくなった」という。

 昨年12月、佐々木順一朗監督に「バッティング楽しくないだろ。これ以上は言わないからな」と突き放された。「自分でやるしかない」と小さなノートをポケットに入れて、打撃で気付いたことをすぐに書き留めるようになった。「『さっきの何だっけ』って悩むことがなくなった。『ノートに書いたから大丈夫』って。頭で考えるより感覚で打つようになった」

 やっと不調脱出の糸口が見え始めた時に襲ったアクシデント。それでも「神様からの『小さいことで悩まず、野球できることに感謝しろよ』というお告げかもしれない。目を治して、野球を楽しんでできたらいいかな」と前を向く。【真田祐里】=つづく

 (プロフィルは出身県・出身中学、身長、体重)

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