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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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春に挑む

センバツ札幌第一 素顔の選手/上 3グループで野手練習 チーム第一に考え /北海道

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練習中、バットを並べる宮井健男選手(中央)=札幌市豊平区の札幌第一高校室内練習場で 拡大
練習中、バットを並べる宮井健男選手(中央)=札幌市豊平区の札幌第一高校室内練習場で

 <第89回選抜高校野球>

主力は責任感、控えは「違い」意識

 札幌第一の野球部員は1、2年生合わせて39人。ベンチ入り18人とそれ以外はほぼ半々となる。

 冬の間は主に広さの限られる室内練習場を使い、授業時間も部員によって異なることから野手の練習は三つのグループに分かれる。

 Aグループは主力選手を中心に12人程度で、ベンチ入りメンバーもB、Cグループに所属。両グループは球出しや練習の準備など他の選手のサポートをしつつ、自分たちの練習もこなす。メンバーは不定期に入れ替えられることがあり、菊池雄人監督は「主力は責任感を、控え選手には周りをしっかり見る力を養ってほしい」と意図を語る。

   ◇  ◇

 13日に発表されたベンチ入りメンバーに選ばれた外野手の堀田賢吾選手(2年)は、これまで秋の公式戦で1試合のみの出場。主にCグループに所属し、球出しのときは「主力は自分に比べ何かが上のはず」と足や手の細かな動きを見て違いを考えるという。

 「もちろんレギュラーに入りたいが、チームで勝つことが一番の目標。自分たちがレベルアップすれば、それだけ練習の質も上がる」と強調する。

 宮井健男選手(同)は道具管理を任され、ヘルメットやバットを入念に点検。練習用の竹バットの補修もする。「自分たちがいかにスムーズに行動するかがチーム力の向上につながる」と力を込めた。

   ◇  ◇

 投手陣は二本柱の冨樫颯大(そうた)投手(同)と前田剛志投手(同)に加え、186センチの長身から繰り出される角度のある直球が武器の管野継叶(けいと)投手(同)、鋭いカーブが武器の高田幸大投手(1年)も調子を上げている。

 管野投手は「変化球の切れや球速アップの課題を共有して取り組む。みんなで頑張らなきゃという意識が強い」と話し、高田投手も「投球などで監督に求められたことができずに怒られたときは、先輩がフォームの助言などをしてくれる」と感謝する。

 菊池監督は「競争意識も大切だが、俺が俺がという気持ちを内に秘め、チームを第一に考える選手たちに育ってほしい」と語った。

   ◇  ◇

 阪神甲子園球場を舞台とする第89回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開幕まで、あと1カ月足らず。出場する札幌第一の選手たちの素顔に迫った。(この連載は澤俊太郎が担当します)

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