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第103回全国高校野球選手権

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高校野球・私の提言

/4 「ワーク」で強いチームに 智弁和歌山元主将・天野康大さん /和歌山

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慶応大野球部で副将を務める天野康大さん=横浜市港北区で、倉沢仁志撮影
慶応大野球部で副将を務める天野康大さん=横浜市港北区で、倉沢仁志撮影

天野康大さん(21)

 智弁和歌山の全盛期の2011年に入学した。夏の和歌山大会で戦後最多となる8連覇を果たした先輩たちの後に、新チームの主将になった。当時は部内でも学校内でも「甲子園に出て当たり前」という空気があった。春のセンバツを逃したことで一層、「夏は何としても出ないと」という重圧がかかった。

 県内で対戦する他校はどこも、「当たって砕けろ」と言わんばかりに気合を前面に出して向かってきた。僕たちは僕たちで、甲子園で勝つために県内で一番練習してきた自負から、簡単には負けられないという気持ちがあった。他校の「打倒・智弁和歌山」と、智弁和歌山の「連覇」へのそれぞれの気持ちが、相乗効果を上げて県内のレベルを上げることにつながっていたのだと思う。

 僕たちの世代で夏の甲子園出場が途切れてから、県内は「戦国時代」という印象。母校を含め近畿大会でもなかなか勝てていない。その理由に「有力選手が県外に流出するようになった」と言われるが、僕はそうは思わない。素質ある選手は県内の学校にも集まっている。

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