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現場報告・トランプと世界

メキシコ、国境税に抵抗(その1) 「米産トウモロコシ買わぬ」

撤退が決まり、解体されるフォードの新工場=メキシコ中部サンルイスポトシ州で

 「メキシコを敵視する米国からトウモロコシを買うなんて、ばかげている」

 そう憤慨するのは、日本に次ぐ米国産トウモロコシの輸入国、メキシコのアルマンド・リオス上院議員(43)だ。毎日新聞の取材に16日、輸入先をカナダやオーストラリアで代替する法案を近く議会に提出することを明らかにした。

 メキシコは米国から年間23億ドル(約2600億円)のトウモロコシを輸入する。輸入量が減少すれば価格は下落し、米中西部アイオワ州などの農家を直撃する。トランプ米大統領の支持基盤と重なっている。

 トランプ氏はメキシコを「米国で仕事を奪い、不公正な貿易をしている」と批判し、メキシコに工場を移転した米国企業の製品などに「国境税」を課すと脅している。トランプ氏の「ツイッター攻撃」を受けた米自動車大手フォード・モーターはメキシコ工場建設を取りやめると発表した。メキシコの輸出額の8割は米国向け。特に自動車関連がメキシコ経済を支えてきただけに、死活問題だ。

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國枝すみれ

1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局、ニューヨーク特派員を経て、2019年10月から統合デジタル取材センター。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

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