嘉手納爆音訴訟

騒音当たり前「悔しい」 住民不満

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
判決を前に那覇地裁沖縄支部に向かう原告団ら=沖縄市で2017年2月23日午前9時38分、矢頭智剛撮影
判決を前に那覇地裁沖縄支部に向かう原告団ら=沖縄市で2017年2月23日午前9時38分、矢頭智剛撮影

 「異常な騒音だと認めているのに、米軍には何も口を出せないというのが悔しい」。米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の騒音を巡る第3次訴訟で、那覇地裁沖縄支部は23日、基地騒音訴訟で過去最高額となる損害賠償を認めながらも、米軍機の飛行差し止めはこれまで通り退けた。

 嘉手納基地のフェンスから約150メートルの距離に自宅がある原告の農業、池原一さん(60)=嘉手納町屋良=は厳しい表情を浮かべた。「これからも声を上げていく。そうでないと『認めている』と言われかねない」と言葉をつないだ。

 町面積の約8割を占める「基地の町」で生まれ育った池原さんにとって、米軍基地は「当たり前」の存在だった。ベトナム戦争時はミサイルを積んだトレーラーが基地に入り、ベトナムに向かう大型爆撃機B52などの米軍機がごう音を放って離着陸を繰り返した。

この記事は有料記事です。

残り370文字(全文731文字)

あわせて読みたい

注目の特集