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第103回全国高校野球選手権

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頑張れ多治見

センバツ初出場 出場決定し、思わず涙 野球部OB・中根輝明さん(29) /岐阜

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 <第89回選抜高校野球>

 センバツが決まった時は甲子園という言葉が現実になったことへの驚きがあった。発表の時に多治見高に来ていたが、泣いていた高木(裕一)監督と握手して抱き合って「お前らのおかげだ」と声をかけられて自分も思わず泣いてしまった。

 多治見高野球部時代は捕手で4番を任された。秋季県大会で初のベスト4になった2003年、1回戦で岐阜総合学園高と対戦した。相手の捕手で4番を打っていたのが、現在日本ハムで活躍する大野奨太選手だった。大野選手は当時から有名で、組み合わせを見て「嫌な所に入ってしまったな」と思っていたが、延長戦で勝って流れに乗ることができた。その年に多治見高が初めて21世紀枠の県推薦校に選ばれた。選ばれた時は周りからすごく応援してもらえたのを覚えているが、後輩が甲子園を現実のものにしてれた。

 主将とエースだった同級生2人がいずれも若くして亡くなった。その時は人生の価値観が変わるくらいショックだった。今回センバツに出場することができて、2人も天国で喜んでいると思う。

 後輩たちが勝ち取った甲子園の舞台を思い切り楽しんでほしい。天国の2人、そしてOBたち一丸となって現地で応援したい。【沼田亮】

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