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英語の金曜日「フライデー」は…

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 英語の金曜日「フライデー」はローマ神話のビーナスにあたる北欧神話の女神フレイア、またはフリッグに由来するという。その古代北欧では金曜日は婚礼などをあげる特別な吉日だったそうだ▲日本に七曜(しちよう)を持ち込んだのは唐から帰国した空海(くうかい)で、平安時代の朝廷の暦に記されるようになる。大安などの六曜(ろくよう)と同じく毎日の吉凶判断に用いられ、うち金曜日は江戸時代の書物では「万事凶、口舌、口論、刃物などによる怪我(けが)ありて慎むべし」とある悪日だった▲これに対し「花の金曜日」とはいかにもめでたいが、略称「花金」が流行語となったのはもう30年ほど前である。企業の週休2日制導入が始まり金曜夜をエンジョイする新たな習慣をそう呼んだ。だがその心浮き立たせる祝祭的盛り上がりも今日ではもう昔話である▲で、そんな華やいだ金曜日を復活させようという「プレミアムフライデー」がきょうから始まる。月末の金曜日は午後3時で仕事を終え、買い物や旅行を楽しもうと政府や経団連は呼びかける。消費を喚起し、働き方改革にもつなげる一石二鳥(いっせきにちょう)のキャンペーンという▲そう聞けば「仕事が減らなきゃ帰れない」「消費する金がない」「客や取引先に迷惑がかかる」などと不満も次々に飛び出よう。実際の盛り上がりもまだまだだが、ここは日本企業の宿痾(しゅくあ)たる長時間労働の是正へむけた意識改革の大きなステップに変えていけばいい▲金曜を悪日だとする先の説明には「信心する者は諸事に利徳あり」ともあるので、ご安心を。さて信じるのは旅の守護神マーキュリーか、豊穣(ほうじょう)と酩酊(めいてい)の神バッカスか、家のかまどの神ベスタか……。

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