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メディア時評

「日本」とはどういう国なのか=稲垣えみ子・元朝日新聞記者

 いよいよトランプ政権始動である。のっけからブイブイ全開。それぞれが感想をお持ちだろうが、私のことを言えば、連日アメリカという国についての教科書を読む思いでいる。大統領令ってものがありサイン一つで相当なことが実行できること、一方で、不法移民を受け入れる自治体が堂々と存在すること、恥ずかしながら知らなかったことばかりだ。そして、その大統領令による入国禁止に司法省トップが異を唱えてクビになり、それでも裁判所が差し止めの仮処分を下し続けていることに仰天した。なんと強い人が多い国であろう。

 日本ならどうか。職をかけて権力者にノーを突きつける人がどれほどいるか。そう思うと、これは単なる政治闘争ではないことに気づく。つまりは誰が時のボスであれ、それぞれの人の中に揺るぎなき「アメリカ」があるのだ。アメリカとはこういう国であると。だからこそ自分はアメリカ人なのだと。もちろん大統領にもその支持者の中にもアメリカがある。これは存在をかけた闘いなのだ。

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