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ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 クジラの谷(エジプト・ファイユーム郊外) 太古の海で時代の旅へ

ワディ・アル・ヒタンで展示されているクジラの祖先の化石

 起伏のある砂漠に円丘や砂岩が点在する。風に削られ、キノコや亀のような形になった奇岩もある。見渡す限りの乾いた大地。だが太古、そこは海だった。砂に埋もれたクジラの祖先の化石が「証人」だ。

 エジプトの首都カイロから車で約4時間。中部ファイユームの郊外に広がる砂漠に「ワディ・アル・ヒタン(“クジラの谷”の意味)」と呼ばれる渓谷はある。

 谷を歩くと、クジラの祖先バシロサウルスの骨が屋外展示されていた。長さ10メートルを超える背骨もある。約4000万年前、現在のユーラシア大陸とアフリカ大陸を隔てていた「テチス海」を泳いでいたという。バシロサウルスには後ろ脚があったといい、哺乳類でありながら、陸から海に戻っていったクジラの進化の一端も垣間見える。

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