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寄席

五街道雲助 個性に満ちた話術=評・花井伸夫

 2016年秋、紫綬褒章を受章した。1981年の真打ち昇進以降、芸術祭優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞と受賞し続けて至った“褒章の光”である。

 落ち着いた高座ぶりは亡き師匠、十代目金原亭馬生のそれを思い起こさせる。時に冗舌闊達(かったつ)、また寡黙妖艶たる話術は雲助ならではの個性に満ちていると言えるだろう。

 2月中席初日のトリは「二番煎じ」。演目にふさわしく、寒風の中、飄々(ひょうひょう)と歩むような足取りで登場。真冬の夜の「火の用心」を感じさせる出であった。それでいて慌てず、どこかほほ笑みさえ浮かべさせてしまうゆとり、見回りの風景を表出させる演じ方は圧巻。都々逸の遊び心、くしゃみの寒さぶりが一層の季節感を醸し出す。

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