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「タクシードライバー歌人」が詠む、メガロポリスの夜

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車内から流れるネオンを見つめる高山さん。「短歌って精神の浄化作用があってね」=東京都新宿区で20日、小川昌宏撮影
車内から流れるネオンを見つめる高山さん。「短歌って精神の浄化作用があってね」=東京都新宿区で20日、小川昌宏撮影

 バックミラーに律義そうな顔がのぞく。高山邦男さん。57歳。彼は深夜の東京を走るタクシードライバーである。そしてぐっとくる短歌を詠む。「ドライバー歌人」に眠らぬメガロポリスはどう映っているのだろう。【鈴木琢磨】

東京のイメージは「不眠症」/「すてきなダメ人間」になれたら

 さっきまで降っていた雨も上がった。夜10時、高山さん運転の個人タクシーでぬれた新青梅街道を練馬から新宿方面へ向かった。紺の制服、丁寧な言葉遣い。タクシーのハンドルを握ってかれこれ四半世紀になる。「なぜかずっと続いていますね。まあ、いろいろあったといえばありましたけど……」

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