「ベトナム語のカーの意味は」。神戸市のベトナム語母語教室で、ズオン・ゴック・ディエップさん(38)が尋ねると、5人のベトナム人の子供たちのうち男児が「魚」と元気に答えた。ディエップさんは「そう、ベトナムでは、川魚をよく食べるよ」と生活の様子もそれとなく伝える。まだ見ぬ祖国を知ってもらうためだ。
毎週土曜日、神戸市長田区のたかとりコミュニティセンターで開く教室を主宰するディエップさんは「ベトナム夢KOBE」の共同代表を務める。もともとベトナムで通訳をしていたが、仕事で知り合った日本人の夫と結婚し、2003年から神戸に移り住んだ。母語教室はボランティアで通訳をしていた09年夏に「ベトナム語を教えられる人を探している」と知人から頼まれ、加わった。
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