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抗NMDA受容体脳炎

8年越しの花嫁・もう一つの物語(2)未知の病魔、必死の治療 見つかった卵巣の奇形腫

視線がしっかりしてきた中原麻衣さん。母の信子さんとともに=2008年6月6日撮影、家族提供

 岡山県に住む中原麻衣さん(当時24歳)が突然襲われた病は、今でこそ「抗NMDA受容体脳炎」と診断名がついているが、発症した2006年末時点では名前がなく、原因もはっきりしなかった。岡山大病院の治療チームは、麻衣さんの症状から「瀬戸内脳炎」ではないかと考えた。

 同院内の一部では1980年代以降、瀬戸内海沿岸に住む若い女性に時折見られる、原因や治療法が不明の脳炎をこう呼んでいた。いまでは地域に偏りがないと分かっている病気だが、初期には激しい精神症状。その後意識障害やけいれん発作が起きる。患者は最初、精神科を受診し、その後神経内科に移されるケースが多い。

 麻衣さんの場合も、不可解な言動が見られたため、最初は民間病院の脳外科や精神科を受診。年明けの07年1月5日に心肺停止に陥ったことから、ICU(集中治療室)の設備が整った岡山大に転院したのだった。

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