大震災6年
心のケア先細り 被災者支援3年で4億円減
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東日本大震災は11日で発生から丸6年となる。沿岸部の被災地では高台などで住まいの整備が進み、福島県では今春原発事故からの避難指示が一部を除き解除される。復興庁が28日に発表した全国の避難者も約1カ月間で3775人減り、12万3168人(2月13日現在)となった。だが、古里に戻れたとしても震災前の生活が待っているとは限らない。心のケアは今も必要だが、ケアのための一部の事業費は年々減っている。
福島県新地町の復興住宅が建ち並ぶ一角に車を止めると、迷うことなくチャイムを押した。「こんにちは。なごみです」。訪問看護ステーションなごみの看護師、木島祐子さん(49)がインターホンに呼びかける。
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