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的川博士の銀河教室

437 地球外生命を探して/1

地球ちきゅうから40光年こうねん ななつの惑星わくせい

 だいニュースがんできました。ヨーロッパとアメリカの科学者かがくしゃ国際こくさいチームが、わたしたちからやく40光年こうねんという(宇宙うちゅうのスケールでかんがえれば)ちかいところに、地球ちきゅうおなじようなおおきさの惑星わくせいななつも恒星こうせい発見はっけんしたのです。そのうちのすくなくともみっつは、液体えきたいみず存在そんざいできる「ハビタブル・ゾーン」にあり、ちか将来しょうらい、ひょっとすると地球外生命ちきゅうがいせいめいつけることができるかもしれないと、期待きたいせられています。

     この「太陽系たいようけい」をもつ天体てんたいは、「TRAPPISTトラピスト-1」とづけられている恒星こうせいですが、じつわたしたちの太陽たいようよりもうんとちいさくて、木星もくせいよりも直径ちょっけいやく割大わりおおきいだけ。地球ちきゅうの12ばいくらいのおおきさなのに、太陽たいようのように自分じぶん核融合反応かくゆうごうはんのうによりかがやいている恒星こうせいなのです。「矮星わいせい」というタイプに分類ぶんるいされているほしで、あかるさは太陽たいようの1000ぶんの1以下いか昨年さくねんがつにこの恒星こうせいを3惑星わくせい周回しゅうかいしているという報告ほうこくがされたのですが、今度こんど大発見だいはっけんは、NASAナサ(アメリカ航空宇宙局こうくううちゅうきょく)の「スピッツァー宇宙望遠鏡うちゅうぼうえんきょう」(1)などを使つかって詳細しょうさい観測かんそくした成果せいかです。

    生命存在せいめいそんざい可能性かのうせい

     これらななつとも、2でしめされているように、いずれもわたしたちの地球ちきゅうおなじくらいのおおきさ(直径ちょっけい地球ちきゅうの0.8ばいから1.1ばいくらい、質量しつりょうも0.4ばいから1.4ばいくらい)で、すくなくともそのうちのみっつ(2のd、e、f)は、中心星ちゅうしんせいからの距離きょり温度おんどからかんがえて、その地表ちひょうけたみず存在そんざいする可能性かのうせいがあります。地球ちきゅうおなじようにうみがあれば、生命せいめいはぐくんでいるかもしれないと、科学者かがくしゃたちは予想よそうしています。

     もちろんこれまでにも、わたしたちの太陽以外たいよういがい恒星こうせいのまわりにある惑星系わくせいけいは、いくつもつかっているのですが、こんなにたくさんの地球型ちきゅうがた惑星わくせいひとつの恒星こうせいまわりにつかったのははじめてのことで、これからの地球外生命探ちきゅうがいせいめいさがしがおおいにたのしみになってきました。

     そこで本欄ほんらんでは、これから数回すうかいにわたって、地球外生命ちきゅうがいせいめい探査たんさについて連載れんさいすることにします。(つづく)


     ★的川泰宣まとがわやすのりさん

     ながらく日本にっぽん宇宙開発うちゅうかいはつ最前線さいぜんせん活躍かつやくしてきた“宇宙博士うちゅうはかせ”。現在げんざい宇宙航空研究開発機構うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこうJAXAジャクサ)の名誉教授めいよきょうじゅYACヤック顧問こもん、「KU-MAクーマ名誉会長めいよかいちょう、「はまぎんこども宇宙科学館うちゅうかがくかん館長かんちょうつとめる。


    日本宇宙少年団にほんうちゅうしょうねんだん(YOUNG ASTRONAUTS CLUB-JAPAN)

     宇宙教育うちゅうきょういくサポーターあつまれ!! http://www.ku-ma.or.jp

    NPO法人ほうじん ども・宇宙うちゅう未来みらいかい(KU-MAクーマ

     宇宙好うちゅうずあつまれ!! http://www.yac-j.or.jp

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