【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は1日、英国の離脱決定を受けたEU再建に向けた白書を公表した。今後の統合の具体的な進め方を巡り、現状維持からEUの機能を弱める案まで五つのシナリオを盛り込んだ。加盟国の脱退という初めての局面を迎え、従来の理念にとらわれない再編に向かうEUの転換点となり得る。
ユンケル氏は同日、白書を欧州議会に提出し「英国の離脱がいかにつらく残念なものであっても、EUの将来に向けた歩みを止めるものではない」と述べた。今月25日のEU首脳会議で白書をたたき台に議論を本格化させ、英離脱やユーロ危機、テロ、難民問題で表面化した加盟国間の不和など構造的行き詰まりからの再建を目指す。
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