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ハプニングの先に=長野宏美

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 今年のアカデミー賞はハプニングで幕を閉じた。「オスカー史上、最大の取り違え」とも言われ、「これもフェイク(偽)ニュースか?」と疑うほど異例の展開だった。最も注目される作品賞で、ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」の受賞が一旦発表された後、「ムーンライト」に訂正されたのだ。

 「ラ・ラ・ランド」がノミネートされたのは監督賞など13部門に史上最多タイの14(歌曲賞に2作)。華やかな歌や踊り、物語を楽しめる映画らしい映画で、他の映画賞を総なめにしていた。

 一方、対抗馬「ムーンライト」は貧困地域に暮らし、母親に育児放棄されたゲイの黒人少年の苦悩と成長を描いた作品だ。制作総指揮は俳優のブラッド・ピットさんが務めた。こういう地味だが、胸に突き刺さる映画を世に送り出すところに彼の手腕を感じる。私は作品賞9候補の中では一番好きだった。

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