東海道線事故

通勤ラッシュ直撃 沿線駅、人あふれ返る

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電車(奥)と衝突し大破した車(手前)=愛知県安城市で2017年3月2日午前11時2分、兵藤公治撮影
電車(奥)と衝突し大破した車(手前)=愛知県安城市で2017年3月2日午前11時2分、兵藤公治撮影

 激しい衝突音の後、黒煙を上げて燃える乗用車--。2日早朝、愛知県安城市内のJR東海道線踏切で電車と乗用車が衝突し男性1人が死亡した事故は通勤通学ラッシュを直撃した。事故の影響で一時運転を見合わせた名古屋-豊橋駅間だけでなく、他の路線もダイヤが乱れ、各地の駅で人があふれ返った。

 列車の先頭車両はドアが壊れ、2両目も窓ガラスの一部が割れていた。線路沿いには乗用車のタイヤやホイール、車体の破片などが散乱し、事故の激しさを物語っていた。

 踏切近くに住む会社員、林佳那さん(26)によると、自宅で出勤の準備をしていたところ、ガシャンというぶつかる音に続いてボーン、ボーンという爆発音も聞こえた。家が揺れ、地震かと思い、外へ出て見ると、乗用車が黒煙を上げ、炎に包まれていたという。

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