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カシコノミクス=福本容子

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 女性の政治進出度で世界一の国は? 北欧やカナダなんか思い浮かべそうだけど、正解はアフリカ中部のルワンダだ。

 世界で最初に国会(下院)議員の男女比が逆転した。今では女性議員が61%を占めている。日本は、といえば9・3%で、163位である。

 ルワンダがトップに立った背後には悲しい事情があった。1994年の大虐殺だ。民族間の激しい対立で、わずか100日ほどの間に80万人もの人々が殺され、何百万人も国外逃避者が出たと言われる。多くが男性だったから、人口に占める女性の割合が一時、7割に達したそうだ。

 女性の力抜きに国の再建は無理。2003年の新憲法が取り入れたのは、議員をはじめ、意思決定を担う人の3割以上を女性に割り当てる「クオータ制」だった。女性しか立候補できない選挙区を用意。そこから選出され、力をつけた女性が今度は“女性区”外から出馬し当選したりしたから、女性議員はついに6割を超えた。すると予算も、男女平等の視点から議論されるようになった。

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